| は |
| 馬耳東風 | ばじとうふう | |
| 他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すことのたとえ。もとは春風が馬の耳に吹く意。人が心地よいと感じる春風が吹いても、馬は何も感じないように見えることからいう。▽「東風」は東から吹く風。春風のこと。「東風、馬耳を射る」の略。 |
| 八方美人 | はっぽうびじん | |
| だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。 |
| 半信半疑 | はんしんはんぎ | |
半分は信じているが、半分は疑っている状態。うそか本当か判断に迷う様子。 句例:半信半疑で聞く、半信半疑の面持ち 用例:私には令嬢と柏木とのそんなに親しい間柄が、いまだに半信半疑であった。<三島由紀夫・金閣寺> |
| ひ |
| 美辞麗句 | びじれいく | |
巧みに美しく飾った言葉。うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。▽「辞」は言葉・言語。「麗句」は美しい語句の意。 句例:美辞麗句を並べ立てる 用例:多分彼は評文の中に空疎くうそな美辞麗句を織り込んだものに相違ない。<石坂洋次郎・若い人> |
| 百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう | |
放った矢や弾丸がすべて命中すること。 計画や予想がすべて思い通りになること。 発射した弾丸や矢などがすべて命中すること。転じて、予想した計画やねらいがすべて当たること。▽「百発」は矢や弾丸を百回放つこと。「中」は当たる意で、「百中」は百すべてがことごとく命中すること。 |
| ふ |
| 不即不離 | ふそくふり | |
| 二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。▽「即」はつく、くっつく意。「即つかず離はなれず」と訓読する。「不離不即ふりふそく」ともいう。 |
| 不言実行 | ふげんじっこう | |
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。▽「不言」は何も言わないこと。 対義語:有言実行(ゆうげんじっこう)、 有口無行(ゆうこうむこう) |
| 不偏不党 | ふへん-ふとう | |
いずれの主義や党派にも加わらないこと。偏ることなく、公正・中立な立場をとること。▽「偏」はかたよる意。「不偏」は偏らないこと。公正であること。「不党」は仲間や党派に加わらないこと。 句例:不偏不党の立場を守る 類語:無私無偏むしむへん 無偏無党むへんむとう |
| 付和雷同 | ふわ-らいどう | |
自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。▽「付和」は定見をもたず、すぐ他人の意見に賛成すること。「雷同」は雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、むやみに他人の言動に同調すること。「雷同付和らいどうふわ」ともいう。「付」は「附」とも書く。 句例:節操なく付和雷同する人 類語:阿付雷同あふらいどう 唯唯諾諾いいだくだく 軽挙妄動けいきょもうどう 党同伐異とうどうばつい 吠影吠声はいえいはいせい 付和随行ふわずいこう 雷同一律らいどういちりつ |
| 粉骨砕身 | ふんこつ-さいしん | |
力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。▽「砕身粉骨さいしんふんこつ」ともいう。 句例:粉骨砕身して世のために尽くす 類語:砕骨粉身さいこつふんしん 粉身砕骨ふんしんさいこつ |
| ほ |
| 傍若無人 | ぼうじゃく-ぶじん | |
人前をはばからず、勝手に振る舞うさま。他人を無視して、勝手で無遠慮な言動をする様子。▽「傍かたわらに人ひと無なきが若ごとし」と訓読する。「傍」は「旁」とも書く。 句例:傍若無人な態度、傍若無人に振る舞う 類語:得手勝手えてかって 眼中無人がんちゅうむじん 傲岸不遜ごうがんふそん 放辟邪侈ほうへきじゃし 対義語:遠慮会釈えんりょえしゃく |
| 抱腹絶倒 | ほうふくぜっとう | |
腹を抱えて大笑いすること。また、そのさま。▽「捧腹」は腹を抱える、腹を抱えて大笑いすること。「絶倒」は転がるほど大いに笑う、笑い転げる意。「捧」は「抱」とも書く。 句例:捧腹絶倒のお笑い番組、あまりのおかしさに捧腹絶倒する 類語:呵呵大笑かかたいしょう 破顔大笑はがんたいしょう 捧腹大笑ほうふくたいしょう |
| 本末転倒 | ほんまつ-てんとう | |
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。 句例:本末転倒も甚だしい 類語:冠履転倒かんりてんとう 釈根灌枝しゃくこんかんし 釈根注枝しゃくこんちゅうし 舎本逐末しゃほんちくまつ 主客転倒しゅかくてんとう |