| あ |
| 悪事千里 | あくじ-せんり | |
| 悪い行い や 悪い評判 は どんなに 隠して も 直ぐに 世間 に 知れ渡って しまうものだ ということ 。 |
| 悪戦苦闘 | あくせん-くとう | |
非常な困難の中で、苦しみながら一心に努力をすること。 強敵に死にものぐるいで苦しい戦いをすることからいう。 |
| 暗中模索 | あんちゅう-もさく | |
暗闇くらやみの中で,手探りして探すこと。 手がかりがないまま,いろいろやってみること。 |
| い |
| 一刻千金 | いっこく-せんきん | |
わずかな時間が千金にも相当する意。時間の貴重なことのたとえ。貴重な時間、よい季節や楽しいひとときなどが過ぎ去りやすいのを惜しんでいう語。また、時間を無駄に過ごすのを戒める語。▽「一刻」はわずかな時間。もとは出典によって、春の夜のひとときが千金にも値するほどすばらしい意。「千金一刻せんきんいっこく」ともいう。 句例:一刻千金の思い |
| 意気消沈 | いき-しょうちん | |
| うまくいかなくて元気がなくなる。しょげかえること。 |
| 意気投合 | いき-とうごう | |
| 互いの気持ちや考えなどがぴったり合うこと。 |
| 異口同音 | いく-どうおん | |
| たくさんの人が、みんな口を揃えて同じこと、同じ意見を言うこと。意見が一致すること。 |
| 意志薄弱 | いし-はくじゃく | |
| 意思の力が弱く、物事を最後までやり通す力に欠けること。決断力に欠ける事。 |
| 以心伝心 | いしん-でんしん | |
| 無言のうちに心が通じ合うこと。考えていることが言葉を言わずにお互いに理解しあう間柄のこと。 |
| 一意専心 | いちい-せんしん | |
| ひたすらひとつのことに、心を向けて集中すること。他に心を向けずにそのことのみを考えること。 |
| 一往一来く | いちおう-いちにいく | |
| 行ったり来たりすること。 |
| 一期一会 | いちご-いちえ | |
| 生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。 |
| 一日千秋 | いちじつ-せんしゅう | |
| 非常に待ち遠しいことのたとえ。ある物事や、人が早く来てほしいと願う情が非常に強いこと。わずか一日が千年にも長く思えるという意味。 |
| 一念発起 | いちねん-ほっき | |
| それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むこと。また、今までの気持ちを改めて仏道に入り、悟りを開こうと固く決心すること。 |
| 一部始終 | いちぶ-しじゅう | |
| 始めから終わりまで。物事の最初から最後までの詳しい事情すべて。もとは一部の書物の最初から最後までの意。 |
| 一網打尽 | いちもう-だじん | |
| ひと網であたりのすべての魚や鳥獣などを捕らえること。転じて、犯人などをひとまとめに捕らえること。 |
| 一目瞭然 | いちもく-りょうぜん | |
| 一目見ただけで、はっきりとわかるさま。一目で明らかにわかるさま。▽「瞭然」ははっきりしているさま。「瞭」は「了」とも書く。 |
| 一攫千金 | いっかく-せんきん | |
| 一度にたやすく大きな利益を手に入れること。一つの仕事で巨利を得ること。▽「一攫」は一つかみの意。「攫」を「獲」と書くのは本来は誤用。「千金」は大金の意。非常に高価、貴重なことのたとえ。 |
| 一挙一動 | いっきょ-いちどうく | |
| ちょっとした動作・振る舞いのこと。ちょっとしたしぐさ。ちょっと手を挙げたり、ちょっとからだを動かしたりの意から。▽立ち居振る舞い・しぐさを表す「挙動」を分けて、「一」をそれぞれに添えたもの。「一挙手一投足」と類義。「一」はちょっとした、また一度の意。 |
| 一挙両得 | いっきょ-りょうとく | |
| 一つの行為で、同時に二つの利益が得られること。一つで二つの利益が得られること。また、わずかな労力で多くの利益を得るたとえ。▽「一挙」は一つの動作・行動。 |
| 一刻千金 | いっこく-せんきん | |
わずかな時間が千金にも値するという意味。 わずかな時間が千金にも相当する意。時間の貴重なことのたとえ。貴重な時間、よい季節や楽しいひとときなどが過ぎ去りやすいのを惜しんでいう語。また、時間を無駄に過ごすのを戒める語。▽「一刻」はわずかな時間。もとは出典によって、春の夜のひとときが千金にも値するほどすばらしい意。「千金一刻せんきんいっこく」ともいう。 |
| 一触即発 | いっしょく-そくはつ | |
非常に緊迫した状況にさらさせていること。 ちょっと触れただけで、すぐに爆発しそうな状態の意から、きわめて緊迫した状態や状況。小さなきっかけで、重大な事態が起こるかもしれない危険な状態に直面していること。▽「即」はすぐにの意。弓を引き絞り放たれるのを待っている緊張の状態の意からともいう。 |
| 一進一退 | いっしん-いったい | |
前へすすんだり、後へ戻ったりすること、その様子。状態や情勢がよくなったり悪くなったりすること。 句例:病状が一進一退する |
| 一心同体 | いっしん-どうたい | |
二人、または多くの人が心を一つにして、あたかも一人の人のように固く結びつくこと。 二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様子。 |
| 一心不乱 | いっしん-ふらんく | |
ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。 何か一つのことに心を集中して、他のことに心を奪われないさま。一つのことに熱中して、他のものに注意をそらさないさま。 句例:一心不乱な姿、一心不乱に勉強する |
| 一世一代 | いっせ-いちだい | |
| 一生のうちにたった一度のこと。一生に二度とないような重大なこと。また、ふだんと違い際立ったことをすること。もと役者などが引退するとき、演じ納めとして最後に得意の芸を演ずることをいう。▽「一世」「一代」はともに人の一生をいう。「世」は「せい」とも読む。 句例:一世一代の大仕事、一世一代の晴れ姿 |
| 一石二鳥 | いっせき-にちょう | |
一つのことをして、二つの利益を得るたとえ。一つの行為や苦労で、二つの目的を同時に果たすたとえ。一つの石を投げて、二羽の鳥を同時に捕らえる意から。▽今では、ここから「一石三鳥」「一石四鳥」などという語も使われる。 句例:一石二鳥のアイディア |
| 一朝一夕 | いっちょう-いっせき | |
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。ひと朝とひと晩の意から。▽「一朝一夕には…できない」のように、下に打ち消し表現を伴うことが多い。 句例:一朝一夕では完成しない |
| 一長一短 | いっちょう-いったん | |
| 人や物事について、いい面もあり悪い面もあること。長所もあり短所もあって、完全でないこと |
| 一刀両断 | いっとう-りょうだん | |
| 物事を思い切って処理するたとえ。また、物事をためらわずにきっぱり決断するたとえ。一刀のもとに物を真っ二つに断ち切る意から。 |
| 意味深長 | いみ-しんちょう | |
| 人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣(おもむき)や含蓄(がんちく)のあるさま。また、表現の表面にあらわれた意味のほかに、別の意味が含まれているさま。後者は俗に略して「意味深いみしん」ともいう |
| 因果応報 | いんが-おうほう | |
| 人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。▽もと仏教語。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。 |
| う |
| 右往左往 | うおう-さおう | |
混乱しうろたえて、右に行ったり左に行ったりすること。また、混乱して秩序がないたとえ。▽「往」は行く意。「左」は「ざ」とも読む。「左往右往さおううおう」ともいう。 句例: 突発的な事故で右往左往する |
| 海千山千 | うみせん-やません | |
長い年月にさまざまな経験を積んで、世の中の裏も表も知り尽くしていて悪賢い(わるがしこい)こと。また、そういうしたたかな人。 句例:海千山千のつわもの |
| 雲散霧消 | うんさん-むしょう | |
雲が散り霧が消え去るように、あとかたもなく消えてなくなること。 句例:これまでのもやもやが雲散霧消した |
| え |
| 栄枯盛衰 | えいこ-せいすい | |
栄えることと衰えること。栄えたり衰えたりを繰り返す人の世のはかなさをいう。▽「栄枯」は草木が茂り盛んなことと枯れしぼむこと。転じて、人や家門などの繁栄や衰退をいう。 句例:栄枯盛衰は世の習い |
| お |
| 岡目八目 | おかめ-はちもく | |
| 事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを正しく判断できること。囲碁から出た語。碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越すという意から。 |
| 温故知新 | おんこ-ちしん | |
| 前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。 |
| か |
| 花鳥風月 | かちょう-ふうげつ | |
| 自然の美しい景色。また、自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流にもいう。 |
| 我田引水 | がでん-いんすい | |
| 他人のことを考えず、自分に都合がいいように言ったり行動したりすること。自分に好都合なように取りはからうこと。自分の田んぼにだけ水を引き入れる意から。 |
| 完全無欠 | かんぜん-むけつ | |
| 欠点や不足がまったくないさま。完璧かんぺきなさま。▽「無欠」は欠けたところがないこと。ほぼ同意の熟語を重ねて意味を強めたもの。 |
| 画竜点睛 | がりょう-てんせい | |
物事全体を生かす中心。また,物事を完璧かんぺきなものにするための最後の仕上げ。 〔睛を晴とするのは誤り〕 |
| き |
| 危機一髪 | きき-いっぱつ | |
| ひとつ間違えば、非常な危険に陥ろうとする瀬戸際。髪の毛一本ほどのわずかな違いで、危険や困難に陥るかどうかの、きわめて危ない瀬戸際をいう。▽「危機」は非常に危ない状態。「一髪」は一本の髪の毛。 |
| 起死回生 | きし-かいせい | |
| 死にかかった人を生き返らす意。医術のすぐれて高いことの形容。転じて、崩壊や敗北などの危機に直面した状態を、一気によい方向に立て直すこと。絶望的な状況を立て直し、一挙に勢いを盛り返すこと |
| 起承転結 | きしょう-てんけつ | |
| 「起」で話題を提起し、「承」でこれを発展、「転」で視点を転換、「結」でしめくくる文章や話の構成や順序のこと。 |
| 疑心安心 | ぎしん-あんきく | |
疑いの心があると、なんでもないことでも怖いと思ったり、疑わしく感じることのたとえ。 疑いの深さからあらぬ妄想にとらわれるたとえ。 疑いの心をもっていると、いもしない暗闇くらやみの亡霊が目に浮かんでくる意から。 |
| 奇想天外 | きそう-てんがい | |
普通では思いもよらない奇抜なこと。またそのさま。▽「奇想」は普通では思いつかない奇抜な考え。「天外」は、はるかかなたの空、思いもよらない所の意。「奇想天外より落おつ」の略。 句例:奇想天外な計画 |
| 喜怒哀楽 | きど-あいらく | |
| 人間のもつさまざまな感情。喜び・怒り・悲しみ・楽しみの四つの情のこと。 |
| 牛飲馬食 | ぎゅういん-ばしょく | |
| 大いに飲み食いをすること。また、人並み以上にむやみに飲み食いすること。牛が水を飲むように、また、馬がまぐさを食べるようにたくさん飲食する意から。 |
| 九死一生 | きゅうし-いっしょう | |
九割がた助からない命が、かろうじて助かること。 危ういところで奇跡的に助かること。ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。 句例:九死一生の危険な状態から逃れる |
| 旧態依然 | きゅうたい-いぜん | |
| 昔のままで少しも進歩や発展がないさま。 |
| 急転直下 | きゅうてん-ちょっかく | |
物事の事態や情勢が突然に変化して、解決・結末に向かうこと。 句例:急転直下、解決する |
| 驚天動地 | きょうてん-どうち | |
| 世間を非常に驚かせること。世間をあっと驚かせる事件・出来事の形容。▽「天てんを驚おどろかし、地ちを動うごかす」と訓読する。 |
| く |
| 空前絶後 | くうぜん-ぜつご | |
| 非常に珍しいこと、まれなこと。今までに例がなく、これからもあり得ないという意から。▽「空前」はこれまでにないこと。「絶後」は今後もありえないこと。 |
| こ |
| 厚顔無恥 | こうがん-むち | |
| 厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。 |
| 公平無私 | こうへい-むし | |
| 一方に偏ることなく平等で、私心をもたないさま。 |
| 公明正大 | こうめい-せいだい | |
私心をさしはさまず、公正に事を行うこと。また、そのさま。▽「公明」は公平で私心のないこと。不正や隠し立てがないこと。「正大」は態度や行動などが正しくて堂々としていること。 句例:公明正大な裁判 |
| 呉越同舟 | ごえつ-どうしゅう | |
| 仲の悪い者同士や敵味方が、同じ場所や境遇にいること。本来は、仲の悪い者同士でも同じ災難や利害が一致すれば、協力したり助け合ったりするたとえ |
| 古今東西 | ここん-とうざい | |
| 昔から今まで、あらゆる場所で。いつでもどこでも。▽「古今」は昔と今。昔から今まで。「古今」は時間の流れ、「東西」は空間の広がり。「東西古今とうざいここん」ともいう。 |
| 小春日和 | こはるびより | |
冬の初めの時期の、春のように暖かい気候のこと。また、陰暦十月ごろの暖かい天候のこと。 注記「小春」は、陰暦の十月のこと。また、冬の初めの時期に暖かくて春のような気分がすること。
|
| 孤立無援 | こりつ-むえん | |
たった一人で助けがない状態のこと。 頼るものがなく、ひとりぼっちで助けのないさま。▽「無援」は助けがないこと。「無援孤立むえんこりつ」ともいう。 |
| 五里霧中 | ごりむ-ちゅう | |
物事の状況や手掛かりがつかめず、判断に迷うこと。 事情がわからない中、手探りで行動すること。 物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ること。また、そうした状態。五里にもわたる深い霧の中にいる意から。事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる。 |
| 言語道断 | ごんご-どうだん | |
| 言葉に表せないほどあまりにひどいこと。とんでもないこと。もってのほか。もと仏教の語で、奥深い仏教の真理や究極の境地は言葉では言い表せない意から。 |
| さ |
| 再三再四 | さいさん-さいし | |
| 何度も何度も。繰り返し何度も。たびたび。▽「再三」は二度も三度もの意で、何度も、たびたびの意。「再三」を強めていう語。 |
| 才色兼備 | さいしょく-けんび | |
| すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること。多くは女性についていう。▽「才色」は才知・才能と顔かたちのこと。「兼備」は兼ね備えること。「色」は「しき」「そく」とも読む。 |
| 三寒四温 | さんかん-しおん | |
| 冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。また、気候がだんだん暖かくなる意にも用いる。 |
| 山紫水明 | さんし-すいめい | |
| 自然の風景が清浄で美しいこと。日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい意から。 |
| 三者三様 | さんしゃ-さんよう | |
やり方や考え方などが、人それぞれで違うこと。三人の者がいれば、三つのさま、様子、形がある意。 句例:三者三様の装い |
| 三位一体 | さんみ-いったい | |
| [キリスト教で、父(神)と子(キリスト)と聖霊は、一つの神が三つの姿となって現れたものであるという考え方。転じて、三つのものが、一つのものの三つの側面であること。三つの別々のものが緊密に結びつくこと。また、三者が心を合わせて一つになること。 |
| し |
| 試行錯誤 | しこう-さくご | |
新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。 句例:試行錯誤を重ねる |
| 自業自得 | じごう-じとく | |
自分の行いの報いを自分が受けること。一般には悪い報いを受ける場合に用いる。もとは仏教の語で、自分のした善悪の行為で、みずから苦楽の結果を招き受けること。 句例:自業自得だから仕方ない |
| 弱肉強食 | じゃくにく-きょうしょく | |
弱い者が強い者のえじきになること。強い者が弱い者を思うままに滅ぼして、繁栄すること。 句例:弱肉強食の戦国時代 |
| 七転八倒 | しちてん-ばっとう | |
激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわること。転んでは起き、起きては転ぶこと。▽「七」「八」は数が多いことをいう。「しってんばっとう」「しちてんはっとう」とも読む。また「転」は「顛」とも書く。 句例:七転八倒してもがく |
| 質疑応答 | しつぎ-おうとう | |
質問とそれに対する答弁。▽「質疑」は疑わしい点を質問すること。「質」は問いただす意。「応答」は受け答え。 句例:委員会での質疑応答 |
| 質実剛健 | しつじつ-ごうけん | |
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。▽「質」は質朴、「実」は誠実の意で、「質実」は飾り気がなく、まじめなこと。「剛健」は心やからだが強く、たくましいこと。「剛健質実ごうけんしつじつ」ともいう。 句例:質実剛健な気性 |
| 四分五裂 | しぶん-ごれつ | |
ばらばらになってしまうこと。まとまりのあるものが秩序を失い、乱れること。 句例:四分五裂の状態、四分五裂した政党 |
| 縦横無尽 | じゅうおう-むじん | |
自由自在に物事を行うさま。思う存分に。四方八方に限りない意から。▽「縦横」はたてとよこ。四方八方。転じて、自分の思うとおりに振る舞うさま。自由自在に。「無尽」は尽き窮まることがないこと。 句例:縦横無尽に活躍する、縦横無尽な筆致 |
| 終始一貫 | しゅうし-いっかん | |
最初から最後までずっと変わらないこと。▽「一貫」は一つの方法・態度などを貫き通すこと。 句例:終始一貫して、反対の態度を変えない |
| 十人十色 | じゅうにん-といろ | |
考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。 句例:十人十色の考え |
| 主客転倒 | しゅかく-てんとう | |
主な物事と従属的な物事が逆の扱いを受けること。物事の順序や立場などが逆転すること。▽「主客」は主人と客人。転じて、重要なことがらと、付けたり、従属的なことがらのこと。「客」は「きゃく」とも読む。また、「転」は「顛」とも書く。 句例:主客転倒もはなはだしい |
| 取捨選択 | しゅしゃ-せんたく | |
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。「選択」はよりよいものを選び出すこと。 句例:取捨選択して句集を編む |
| 首尾一貫 | しゅび-いっかん | |
最初から最後まで、一つの方針や態度で貫かれていること。▽「首」は頭の意味。「首尾」は始めと終わり。最初から最後まで。 句例:首尾一貫した態度 |
| 順風満帆 | じゅんぷう-まんぱん | |
物事がすべて順調に進行することのたとえ。追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進む意から。▽「順風」は人や船が進む方向に吹く風。追い風のこと。「満帆」は帆をいっぱいに張ること 句例:順風満帆の門出 |
| 上意下達 | じょうい-かたつ | |
上位の者の意志や命令を、下位の者に徹底させること。▽「上意」は上の者の意志や命令。「下達」は下々の者に通じさせること。「下達」は「げだつ」とも読む。 句例:上意下達で組織を強化する |
| 自画自賛 | じが-じさん | |
自分で自分のことを褒めること。自分で描いた絵に自分で賛を書く意から。▽「賛」は絵画に書き込む詩や文章などのこと。また、詩や文章などを画面の中に記すこと。他人に書いてもらうのが通例。「賛」は「讃」とも書く。 句例:自画自賛してばかりいる選挙演説 |
| 自給自足 | じきゅう-じそく | |
必要とする物を他に求めず、すべて自分でまかない、足りるようにすること。自分で自分に供給し、自分を足らせ満たす意から。 句例:自給自足の生活、山で自給自足する |
| 四苦八苦 | しく-はっく | |
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。▽「四苦」は生しょう老・病・死の四つの苦しみ。「八苦」は「四苦」に愛別離苦あいべつりく(親愛な者との別れの苦しみ)、怨憎会苦おんぞうえく(恨み憎む者に会う苦しみ)、求不得苦ぐふとくく(求めているものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦ごうんじょうく(心身を形成する五つの要素から生じる苦しみ)を加えたもの。 句例:四苦八苦の暮らし、四苦八苦して新製品を作る |
| 取捨選択 | しゅしゃ-せんたく | |
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。「選択」はよりよいものを選び出すこと。 句例:取捨選択して句集を編む(あむ) |
| 枝葉末節 | しよう-まっせつ | |
主要でない部分。些細ささいな部分。本質からはずれた些末さまつなこと。▽「枝葉」は枝と葉で、幹が主要なもののたとえであるのに対して、主要でない部分のたとえ。「末節」は木の末のほうの節ふしの意で、主要でない些末な部分のたとえ。 句例:枝葉末節にこだわる |
| 心機一転 | しんき-いってん | |
ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること。また、あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。▽「心機」は心の働き・心のはずみ・気持ち。「一転」はまったく変わる、がらりと変わること。 句例:心機一転のチャンス |
| 神出鬼没 | しんしゅつ-きぼつ | |
自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。出没の変幻自在なさま。 句例:神出鬼没の盗賊 |
| 針小棒大 | しんしょう-ぼうだいく | |
些細ささいな物事を、おおげさに誇張して言うこと。▽針ほどの小さいものを、棒ほどに大きく言う意から。 句例:針小棒大の表現 |
| 新陳代謝 | しんちん-たいしゃ | |
古いものがだんだんなくなって、新しいものに入れ代わること。また、生物が生活の持続のために、体内に必要なものを取り入れ、不必要なものを体外に排出する作用をいう。組織の若返り。▽「陳」は古の意。「代謝」は代わり来たり辞し去る意で、新しいものが来て交代し、古いものが辞し去ること。「謝」は衰える、しぼむ意。また、去の意。 句例:新陳代謝をはかる |
| 森羅万象 | しんら-ばんしょう | |
天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。 句例:森羅万象の賛歌、この世の森羅万象 |
| せ |
| 酔生夢死 | すいせい-むし | |
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。酒に酔ったような、また、夢を見ているような心地で死んでいく意から。 句例:酔生夢死の人生 |
| 晴耕雨読 | せいこう-うどく | |
田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと。晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家に引きこもって読書する意から。 句例:晴耕雨読の暮らし |
| 清廉潔白 | せいれん-けっぱく | |
心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないさま。▽「廉」は私欲がなく、けじめがついているさま。「潔白」は心や行いがきれいで正しく、やましいところがないさま。 句例:清廉潔白な政治家 |
| 切磋琢磨 | せっさ-たくま | |
学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。 句例:切磋琢磨する仲 |
| 絶体絶命 | ぜったい-ぜつめい | |
困難・危険から、どうしても逃れられないさま。追いつめられ、切羽詰まったさま。▽「絶」は窮まる意。追いつめられ窮地にある立場や状態をいう 句例:絶体絶命の窮地(きゅうち)に陥る(おちいる) |
| 前後不覚 | ぜんご-ふかく | |
物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。▽「前後」は時間の前と後。「覚」は意識する、覚えている意。 句例:酒で前後不覚になる |
| 千載一遇 | せんざい-いちぐう | |
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。▽「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。 句例:千載一遇のチャンスを逃す |
| 千差万別 | せんさ-ばんべつ | |
さまざまに異なって同じでないこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「差別」は区別・違いの意味。「差」は「しゃ」、「万」は「まん」とも読む。 句例:千差万別の価値観 |
| 戦々恐々 | せんせん‐きょうきょう | |
[ト・タル][文][形動タリ]おそれて、びくびくするさま。おそれつつしむさま。「―として父親の怒りが治まるのを待つ」 類語:慄然(りつぜん) 恟恟(きょうきょう) |
| 前代未聞 | ぜんだい-みもん | |
これまでに聞いたこともないような珍しく変わったこと。また、たいへんな出来事。▽「前代」は現在よりも前の時代、過去。「未聞」は、まだ聞いたことがないという意味。 句例:前代未聞の出来事 |
| 前途有望 | ぜんと-ゆうぼう | |
将来成功する可能性を大いに秘めているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「有望」は将来に望みをもつことができる状態。 類語:前程万里ぜんていばんり 前途有為ぜんとゆうい 前途洋洋ぜんとようよう 対義語:前途多難ぜんとたなん 前途遼遠ぜんとりょうえん |
| 千変万化 | せんぺん-ばんかく | |
局面や状況などがさまざまに変化してきわまることがないこと。▽「千」「万」は数量の多いことを表す。「変化」が千も万も起こるという意味。「変」は「べん」とも読む。 句例:千変万化する国際情勢 |
| そ |
| 創意工夫 | そうい-くふう | |
今までだれも思いつかなかったことを考え出し、それを行うためのよい方策をあれこれ考えること。▽「創意」は新しい思いつき、今まで考え出されなかった考え。「工夫」は物事を実行するために、よい方策をあれこれひねり出すこと。 句例:創意工夫のあとが見られる |
| 率先垂範 | そっせん-すいはん | |
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。▽「率先」は先んじる、人の先頭に立つ意。「垂範」は模範を示すこと。 句例:率先垂範を心掛ける 類語:実践躬行じっせんきゅうこう 率先躬行そっせんきゅうこう 率先励行そっせんれいこう |
| た |
| 大器晩成 | たいき-ばんせい | |
| 偉大な人物は、大成するまでに時間がかかること。大きな器は完成するまでに時間がかかることから、真に偉大な人物も大成するのが遅いということ。大人物は遅れて頭角を現すということ。才能がありながら不遇である人に対する慰めの言葉としても用いる。▽「大器」は偉大な器量をもつ人。「晩成」は多くの時間を費やして成就すること。 |
| 大義名分 | たいぎ-めいぶん | |
| ある行動の正当な根拠、理由づけ、建前。やましくない口実のこと。 |
| 泰然自若 | たいぜん-じじゃく | |
| 落ち着いていてどんなことにも動じないさま。▽「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさま。 |
| 大胆不敵 | だいたん-ふてき | |
度胸がすわっていて、まったく恐れないこと。また、そのさま。▽「大胆」は度胸があって物事に気後れしないさま。「不敵」は恐れを知らず敵を敵とも思わない意。 句例:大胆不敵な行動 |
| 大同小異 | だいどう-しょうい | |
だいたいは同じだが、細かい点に違いのあること。似たりよったり。大差のないこと。▽「大同」はだいたい同じであること。「小異」はごくわずかな違いの意。 句例:大同小異で優劣をつけがたい 類語:単刀趣入たんとうしゅにゅう |
| 単刀直入 | たんとう-ちょくにゅう | |
遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。 句例:単刀直入な質問、単刀直入に話を切り出す |
| ち |
| 朝令暮改 | ちょうれい-ぼかい | |
命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないこと。朝出した命令が夕方にはもう改められるという意から。 方針などが絶えず変わって定まらないこと。 ▽「朝あしたに令れいして暮くれに改あらたむ」と訓読する。 句例:朝令暮改の混乱 |
| 猪突猛進 | ちょとつ-もうしん | |
目標に対して、向こう見ずに突き進むこと。▽いのししの突進するのにたとえていう。 句例:猪突猛進する勇者 |
| て |
| 徹頭徹尾 | てっとう-てつび | |
最初から最後まで。終始。また、あくまで。けっして。▽「徹」は貫く意。 句例:徹頭徹尾反対だ |
| 電光石火 | でんこう-せっか | |
稲妻の光や石を打ったとき出る火の意から、動きが非常に素早いことのたとえ。また、非常に短い時間のたとえ。▽「電光」は稲妻の光、「石火」は火打ち石などを打つときに出る火の意。 句例:電光石火の早業(はやわざ) |
| と |
| 当意即妙 | とうい-そくみょう | |
即座に、場に適かなった機転を利かせること。気が利いていること。また、そのさま。▽「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで真理や悟りに適っていること。また、その場の軽妙な適応)から。 句例:当意即妙の答え |
| 東奔西走 | とうほん-せいそう | |
仕事や用事のため、東へ西へとあちこち忙しく走り回ること。 句例:日々、東奔西走する 類語:東行西走とうこうせいそう 東走西奔とうそうせいほん 南行北走なんこうほくそう 南船北馬なんせんほくば |
| 独立独歩 | どくりつ-どっぽ | |
他人に頼らず、自分の力で信ずる道を進んでいくこと。独立して自分の思うとおりにやること。▽「独歩」は他人の力を借りずに、自分だけで事を行うこと。 句例:独立独歩を貫く |
| な |
| 難攻不落 | なんこうふらく | |
| 攻めることが困難で、なかなか陥落しないこと。転じて、こちらがいくら働きかけても、相手がなかなか自分の要望を受け入れてくれないこと。▽「難攻」は攻めにくい、攻めるのが難しい意。「不落」は陥落しないこと。 |
| 二束三文 | にそくさんもん | |
| 売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。▽昔、金剛草履(藁わらや藺いなどで作られた大形で丈夫な草履)は、二足でわずか三文の値段で売られていたことから。「束」は「足」とも書く。 |
| 日進月歩 | にっしんげっぽ | |
日に日に、絶えず進歩すること。進歩の度合いが急速であること。▽「日~月~」は日に日にそうなっていくこと。ここでは「進歩」という一つの単語を二つに分けて、日に月に進歩するという意を表す。 句例:日進月歩の先端技術、日進月歩の世の中 |
| は |
| 馬耳東風 | ばじとうふう | |
| 他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すことのたとえ。もとは春風が馬の耳に吹く意。人が心地よいと感じる春風が吹いても、馬は何も感じないように見えることからいう。▽「東風」は東から吹く風。春風のこと。「東風、馬耳を射る」の略。 |
| 八方美人 | はっぽうびじん | |
| だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。 |
| 半信半疑 | はんしんはんぎ | |
半分は信じているが、半分は疑っている状態。うそか本当か判断に迷う様子。 句例:半信半疑で聞く、半信半疑の面持ち 用例:私には令嬢と柏木とのそんなに親しい間柄が、いまだに半信半疑であった。<三島由紀夫・金閣寺> |
| ひ |
| 美辞麗句 | びじれいく | |
巧みに美しく飾った言葉。うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。▽「辞」は言葉・言語。「麗句」は美しい語句の意。 句例:美辞麗句を並べ立てる 用例:多分彼は評文の中に空疎くうそな美辞麗句を織り込んだものに相違ない。<石坂洋次郎・若い人> |
| 百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう | |
放った矢や弾丸がすべて命中すること。 計画や予想がすべて思い通りになること。 発射した弾丸や矢などがすべて命中すること。転じて、予想した計画やねらいがすべて当たること。▽「百発」は矢や弾丸を百回放つこと。「中」は当たる意で、「百中」は百すべてがことごとく命中すること。 |
| ふ |
| 不即不離 | ふそくふり | |
| 二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。▽「即」はつく、くっつく意。「即つかず離はなれず」と訓読する。「不離不即ふりふそく」ともいう。 |
| 不言実行 | ふげんじっこう | |
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。▽「不言」は何も言わないこと。 対義語:有言実行(ゆうげんじっこう)、 有口無行(ゆうこうむこう) |
| 不偏不党 | ふへん-ふとう | |
いずれの主義や党派にも加わらないこと。偏ることなく、公正・中立な立場をとること。▽「偏」はかたよる意。「不偏」は偏らないこと。公正であること。「不党」は仲間や党派に加わらないこと。 句例:不偏不党の立場を守る 類語:無私無偏むしむへん 無偏無党むへんむとう |
| 付和雷同 | ふわ-らいどう | |
自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。▽「付和」は定見をもたず、すぐ他人の意見に賛成すること。「雷同」は雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、むやみに他人の言動に同調すること。「雷同付和らいどうふわ」ともいう。「付」は「附」とも書く。 句例:節操なく付和雷同する人 類語:阿付雷同あふらいどう 唯唯諾諾いいだくだく 軽挙妄動けいきょもうどう 党同伐異とうどうばつい 吠影吠声はいえいはいせい 付和随行ふわずいこう 雷同一律らいどういちりつ |
| 粉骨砕身 | ふんこつ-さいしん | |
力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。▽「砕身粉骨さいしんふんこつ」ともいう。 句例:粉骨砕身して世のために尽くす 類語:砕骨粉身さいこつふんしん 粉身砕骨ふんしんさいこつ |
| ほ |
| 傍若無人 | ぼうじゃく-ぶじん | |
人前をはばからず、勝手に振る舞うさま。他人を無視して、勝手で無遠慮な言動をする様子。▽「傍かたわらに人ひと無なきが若ごとし」と訓読する。「傍」は「旁」とも書く。 句例:傍若無人な態度、傍若無人に振る舞う 類語:得手勝手えてかって 眼中無人がんちゅうむじん 傲岸不遜ごうがんふそん 放辟邪侈ほうへきじゃし 対義語:遠慮会釈えんりょえしゃく |
| 抱腹絶倒 | ほうふくぜっとう | |
腹を抱えて大笑いすること。また、そのさま。▽「捧腹」は腹を抱える、腹を抱えて大笑いすること。「絶倒」は転がるほど大いに笑う、笑い転げる意。「捧」は「抱」とも書く。 句例:捧腹絶倒のお笑い番組、あまりのおかしさに捧腹絶倒する 類語:呵呵大笑かかたいしょう 破顔大笑はがんたいしょう 捧腹大笑ほうふくたいしょう |
| 本末転倒 | ほんまつ-てんとう | |
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。 句例:本末転倒も甚だしい 類語:冠履転倒かんりてんとう 釈根灌枝しゃくこんかんし 釈根注枝しゃくこんちゅうし 舎本逐末しゃほんちくまつ 主客転倒しゅかくてんとう |
| む |
| 無我夢中 | むが-むちゅう | |
ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま。 ▽「無我」はもと仏教語。自分に捕らわれる心を超越した心。そこから自分を忘れる意。「夢中」は物事にすっかり熱中して、他のことを考えられない状態。 |
| 無念無想 | むねん-むそう | |
一切の邪念から離れて、無我の境地に到達した状態。単に何も考えていないことを指すこともある。 ▽仏教語。「無念」は雑念を生じる心を捨て無我の境地に至ること。「無想」は心の働きがない意。「無想無念むそうむねん」ともいう。 |
| 無味乾燥 | むみ-かんそう | |
なんの面白みも味わいもないさま。▽「無味」は味がない、面白みがないこと。「乾燥」は物事に潤い(うるおい)や趣(おもむき)がないこと。 句例:無味乾燥な文章 |
| め |
| 明鏡止水 | めいきょう-しすい | |
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。 句例:明鏡止水の心境 類語:虚心坦懐きょしんたんかい 風光霽月ふうこうせいげつ 対義語:意馬心猿いばしんえん |
| 名誉挽回 | めいよ-ばんかい | |
一度失った信用や評判を、その後の言動によって取り戻すこと。 注記:「挽回」は、もとにひき戻す。回復する。 用例:そうして私は、確かに居心地がよかった。これでよし、いまからでも名誉挽回が出来るかも知れぬ、と私は素直に喜んでいた。〈太宰治・善蔵を思う〉 類語:面目一新めんもくいっしん |
| も |
| 門外不出 | もんがい-ふしゅつ | |
すぐれた技術や貴重な物などを厳重にしまっておいて、決して他人に見せたり貸したりしないこと。大切な物を部外者に見せないように、外に持ち出さないこと。 句例:門外不出の家宝 用例とりわけ大小秘事は、一子相伝というか、門外不出というか、秘中の秘とされており、<花田清輝・小説平家> |
| や |
| 優柔不断 | ゆうじゅうふだんく | |
| ぐずぐずして、物事の決断がにぶいこと。また、そのさま。▽「優柔」はぐずぐずしているさま。 |
| 有名無実 | ゆうめいむじつ | |
| 名ばかりが立派で、それに見合う実質が伴わないさま。 |
| 勇猛果敢 | ゆうもう-かかん | |
勇ましくて力強く、決断力のあるさま。▽「勇猛」は勇ましく、たけだけしいさま。「果敢」は思いきりがよく勇敢なさま。 句例:勇猛果敢に攻め立てる 用例:その勇猛果敢ぶりは、三百年の泰平に馴なれた江戸の武士のおよぶところではない。<司馬遼太郎・燃えよ剣> 類語:剛毅果断ごうきかだん 勇猛精進ゆうもうしょうじん |
| 油断大敵 | ゆだん-たいてき | |
注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。▽「油断」は気をゆるめること。油断は大失敗を招くから、どんなものより恐るべき敵として気をつけよ、という意。 類語:伏寇在側ふくこうざいそく 油断強敵ゆだんごうてき |
| 用意周到 | ようい-しゅうとう | |
準備が行き届いていて、手ぬかりのないこと。また、そのさま。心遣い(つかい)が隅々(すみずみ)まで行き届いて、準備に手抜かりがないさま。 句例:用意周到を期して取りかかる、用意周到な人 用例寝るから起きるから乳を飲ます時間から何やかやと用意周到のほど驚くばかりに候。<国木田独歩・初孫> |
| り |
| 利害得失 | りがい-とくしつ | |
| [自分の利益と損失のこと。得をすることと、損をすること。▽「利害」は利益と損害、「得失」は損得の意でほぼ同義。二つを重ねて意味を強調した語。 |
| 離合集散 | りごう-しゅうさん | |
離れ離れになったり、集まって再会したりすること。 ▽「離合」は離れることと一つに集まること。協同したり反目したりすること。「集散」は集まることと離れ去ること。「集散離合しゅうさんりごう」ともいう。「集」は「聚」とも書く。 |
| 竜頭蛇尾 | りゅうとう-だび | |
初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。頭は竜のように立派なのに、尾は蛇のようにか細くて、前と後とのつりあいがとれない意から。▽「竜」は「りょう」とも読む。 用例:「もうおしまいか。竜頭蛇尾だね。そんな話なら、誉めなけりゃあ好かった」<森鴎外・独身> 対義語:有終完美ゆうしゅうかんび |
| 理路整然 | りろ-せいぜん | |
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。▽「理路」は筋道のこと。「整然」は秩序正しいさま。 句例:理路整然とした説明 用例:しかし、彼の言うことは、それにしては、理路整然たるものがあった。<獅子文六・てんやわんや> 類語:順理成章じゅんりせいしょう 対義語:支離滅裂しりめつれつ 乱雑無章らんざつむしょう |
| 臨機応変 | りんき-おうへん | |
状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。「機きに臨のぞんで変へんに応おうず」と訓読する。 句例:臨機応変に取り計らう 用例:そんな漁師を臨機応変に見つけ出す能島さんもまた頼もしい人に思われた。<井伏鱒二・黒い雨> 類語:随機応変ずいきおうへん 当機立断とうきりつだん 変幻自在へんげんじざい 量体裁衣りょうたいさいい |
| ろ |
| 論功行賞 | ろんこう-こうしょう | |
功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。▽「論功」は手柄の大小を調べること。「功こうを論ろんじ賞しょうを行おこなう」と訓読する。 用例:この出来事は、重臣団をはじめ士卒の端々にいたるまで、激しい衝撃を与えずにはおかなかった。本来ならば論功行賞を授けられてしかるべき勝利の将軍(ジェネラーレ)が、その温厚慎重さのゆえに面責され、追放に処せられたのである。<辻邦生・安土往還記> |
| わ |
| 和洋折衷 | わようせっちゅう | |
| 日本風と西洋風の様式を、程よく取り混ぜること。▽「折衷」は二つ以上の事物や考え方などのそれぞれよい所を、適度に合わせて一つにすること。「衷」は「中」とも書く。 |
| り |
| 竜頭蛇尾 | りゅうとう-だび | |
初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。頭は竜のように立派なのに、尾は蛇のようにか細くて、前と後とのつりあいがとれない意から。▽「竜」は「りょう」とも読む。 用例:「もうおしまいか。竜頭蛇尾だね。そんな話なら、誉めなけりゃあ好かった」<森鴎外・独身> 対義語:有終完美ゆうしゅうかんび |
| 理路整然 | りろ-せいぜん | |
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。▽「理路」は筋道のこと。「整然」は秩序正しいさま。 句例:理路整然とした説明 用例:しかし、彼の言うことは、それにしては、理路整然たるものがあった。<獅子文六・てんやわんや> 類語:順理成章じゅんりせいしょう 対義語:支離滅裂しりめつれつ 乱雑無章らんざつむしょう |
| 臨機応変 | りんき-おうへん | |
状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。「機きに臨のぞんで変へんに応おうず」と訓読する。 句例:臨機応変に取り計らう 用例:そんな漁師を臨機応変に見つけ出す能島さんもまた頼もしい人に思われた。<井伏鱒二・黒い雨> 類語:随機応変ずいきおうへん 当機立断とうきりつだん 変幻自在へんげんじざい 量体裁衣りょうたいさいい |
| ろ |
| 論功行賞 | ろんこう-こうしょう | |
功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。▽「論功」は手柄の大小を調べること。「功こうを論ろんじ賞しょうを行おこなう」と訓読する。 用例:この出来事は、重臣団をはじめ士卒の端々にいたるまで、激しい衝撃を与えずにはおかなかった。本来ならば論功行賞を授けられてしかるべき勝利の将軍(ジェネラーレ)が、その温厚慎重さのゆえに面責され、追放に処せられたのである。<辻邦生・安土往還記> |