| さ |
| 再三再四 | さいさん-さいし | |
| 何度も何度も。繰り返し何度も。たびたび。▽「再三」は二度も三度もの意で、何度も、たびたびの意。「再三」を強めていう語。 |
| 才色兼備 | さいしょく-けんび | |
| すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること。多くは女性についていう。▽「才色」は才知・才能と顔かたちのこと。「兼備」は兼ね備えること。「色」は「しき」「そく」とも読む。 |
| 三寒四温 | さんかん-しおん | |
| 冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。また、気候がだんだん暖かくなる意にも用いる。 |
| 山紫水明 | さんし-すいめい | |
| 自然の風景が清浄で美しいこと。日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい意から。 |
| 三者三様 | さんしゃ-さんよう | |
やり方や考え方などが、人それぞれで違うこと。三人の者がいれば、三つのさま、様子、形がある意。 句例:三者三様の装い |
| 三位一体 | さんみ-いったい | |
| [キリスト教で、父(神)と子(キリスト)と聖霊は、一つの神が三つの姿となって現れたものであるという考え方。転じて、三つのものが、一つのものの三つの側面であること。三つの別々のものが緊密に結びつくこと。また、三者が心を合わせて一つになること。 |
| し |
| 試行錯誤 | しこう-さくご | |
新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。 句例:試行錯誤を重ねる |
| 自業自得 | じごう-じとく | |
自分の行いの報いを自分が受けること。一般には悪い報いを受ける場合に用いる。もとは仏教の語で、自分のした善悪の行為で、みずから苦楽の結果を招き受けること。 句例:自業自得だから仕方ない |
| 弱肉強食 | じゃくにく-きょうしょく | |
弱い者が強い者のえじきになること。強い者が弱い者を思うままに滅ぼして、繁栄すること。 句例:弱肉強食の戦国時代 |
| 七転八倒 | しちてん-ばっとう | |
激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわること。転んでは起き、起きては転ぶこと。▽「七」「八」は数が多いことをいう。「しってんばっとう」「しちてんはっとう」とも読む。また「転」は「顛」とも書く。 句例:七転八倒してもがく |
| 質疑応答 | しつぎ-おうとう | |
質問とそれに対する答弁。▽「質疑」は疑わしい点を質問すること。「質」は問いただす意。「応答」は受け答え。 句例:委員会での質疑応答 |
| 質実剛健 | しつじつ-ごうけん | |
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。▽「質」は質朴、「実」は誠実の意で、「質実」は飾り気がなく、まじめなこと。「剛健」は心やからだが強く、たくましいこと。「剛健質実ごうけんしつじつ」ともいう。 句例:質実剛健な気性 |
| 四分五裂 | しぶん-ごれつ | |
ばらばらになってしまうこと。まとまりのあるものが秩序を失い、乱れること。 句例:四分五裂の状態、四分五裂した政党 |
| 縦横無尽 | じゅうおう-むじん | |
自由自在に物事を行うさま。思う存分に。四方八方に限りない意から。▽「縦横」はたてとよこ。四方八方。転じて、自分の思うとおりに振る舞うさま。自由自在に。「無尽」は尽き窮まることがないこと。 句例:縦横無尽に活躍する、縦横無尽な筆致 |
| 終始一貫 | しゅうし-いっかん | |
最初から最後までずっと変わらないこと。▽「一貫」は一つの方法・態度などを貫き通すこと。 句例:終始一貫して、反対の態度を変えない |
| 十人十色 | じゅうにん-といろ | |
考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。 句例:十人十色の考え |
| 主客転倒 | しゅかく-てんとう | |
主な物事と従属的な物事が逆の扱いを受けること。物事の順序や立場などが逆転すること。▽「主客」は主人と客人。転じて、重要なことがらと、付けたり、従属的なことがらのこと。「客」は「きゃく」とも読む。また、「転」は「顛」とも書く。 句例:主客転倒もはなはだしい |
| 取捨選択 | しゅしゃ-せんたく | |
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。「選択」はよりよいものを選び出すこと。 句例:取捨選択して句集を編む |
| 首尾一貫 | しゅび-いっかん | |
最初から最後まで、一つの方針や態度で貫かれていること。▽「首」は頭の意味。「首尾」は始めと終わり。最初から最後まで。 句例:首尾一貫した態度 |
| 順風満帆 | じゅんぷう-まんぱん | |
物事がすべて順調に進行することのたとえ。追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進む意から。▽「順風」は人や船が進む方向に吹く風。追い風のこと。「満帆」は帆をいっぱいに張ること 句例:順風満帆の門出 |
| 上意下達 | じょうい-かたつ | |
上位の者の意志や命令を、下位の者に徹底させること。▽「上意」は上の者の意志や命令。「下達」は下々の者に通じさせること。「下達」は「げだつ」とも読む。 句例:上意下達で組織を強化する |
| 自画自賛 | じが-じさん | |
自分で自分のことを褒めること。自分で描いた絵に自分で賛を書く意から。▽「賛」は絵画に書き込む詩や文章などのこと。また、詩や文章などを画面の中に記すこと。他人に書いてもらうのが通例。「賛」は「讃」とも書く。 句例:自画自賛してばかりいる選挙演説 |
| 自給自足 | じきゅう-じそく | |
必要とする物を他に求めず、すべて自分でまかない、足りるようにすること。自分で自分に供給し、自分を足らせ満たす意から。 句例:自給自足の生活、山で自給自足する |
| 四苦八苦 | しく-はっく | |
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。▽「四苦」は生しょう老・病・死の四つの苦しみ。「八苦」は「四苦」に愛別離苦あいべつりく(親愛な者との別れの苦しみ)、怨憎会苦おんぞうえく(恨み憎む者に会う苦しみ)、求不得苦ぐふとくく(求めているものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦ごうんじょうく(心身を形成する五つの要素から生じる苦しみ)を加えたもの。 句例:四苦八苦の暮らし、四苦八苦して新製品を作る |
| 取捨選択 | しゅしゃ-せんたく | |
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。「選択」はよりよいものを選び出すこと。 句例:取捨選択して句集を編む(あむ) |
| 枝葉末節 | しよう-まっせつ | |
主要でない部分。些細ささいな部分。本質からはずれた些末さまつなこと。▽「枝葉」は枝と葉で、幹が主要なもののたとえであるのに対して、主要でない部分のたとえ。「末節」は木の末のほうの節ふしの意で、主要でない些末な部分のたとえ。 句例:枝葉末節にこだわる |
| 心機一転 | しんき-いってん | |
ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること。また、あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。▽「心機」は心の働き・心のはずみ・気持ち。「一転」はまったく変わる、がらりと変わること。 句例:心機一転のチャンス |
| 神出鬼没 | しんしゅつ-きぼつ | |
自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。出没の変幻自在なさま。 句例:神出鬼没の盗賊 |
| 針小棒大 | しんしょう-ぼうだいく | |
些細ささいな物事を、おおげさに誇張して言うこと。▽針ほどの小さいものを、棒ほどに大きく言う意から。 句例:針小棒大の表現 |
| 新陳代謝 | しんちん-たいしゃ | |
古いものがだんだんなくなって、新しいものに入れ代わること。また、生物が生活の持続のために、体内に必要なものを取り入れ、不必要なものを体外に排出する作用をいう。組織の若返り。▽「陳」は古の意。「代謝」は代わり来たり辞し去る意で、新しいものが来て交代し、古いものが辞し去ること。「謝」は衰える、しぼむ意。また、去の意。 句例:新陳代謝をはかる |
| 森羅万象 | しんら-ばんしょう | |
天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。 句例:森羅万象の賛歌、この世の森羅万象 |
| せ |
| 酔生夢死 | すいせい-むし | |
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。酒に酔ったような、また、夢を見ているような心地で死んでいく意から。 句例:酔生夢死の人生 |
| 晴耕雨読 | せいこう-うどく | |
田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと。晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家に引きこもって読書する意から。 句例:晴耕雨読の暮らし |
| 清廉潔白 | せいれん-けっぱく | |
心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないさま。▽「廉」は私欲がなく、けじめがついているさま。「潔白」は心や行いがきれいで正しく、やましいところがないさま。 句例:清廉潔白な政治家 |
| 切磋琢磨 | せっさ-たくま | |
学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。 句例:切磋琢磨する仲 |
| 絶体絶命 | ぜったい-ぜつめい | |
困難・危険から、どうしても逃れられないさま。追いつめられ、切羽詰まったさま。▽「絶」は窮まる意。追いつめられ窮地にある立場や状態をいう 句例:絶体絶命の窮地(きゅうち)に陥る(おちいる) |
| 前後不覚 | ぜんご-ふかく | |
物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。▽「前後」は時間の前と後。「覚」は意識する、覚えている意。 句例:酒で前後不覚になる |
| 千載一遇 | せんざい-いちぐう | |
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。▽「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。 句例:千載一遇のチャンスを逃す |
| 千差万別 | せんさ-ばんべつ | |
さまざまに異なって同じでないこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「差別」は区別・違いの意味。「差」は「しゃ」、「万」は「まん」とも読む。 句例:千差万別の価値観 |
| 戦々恐々 | せんせん‐きょうきょう | |
[ト・タル][文][形動タリ]おそれて、びくびくするさま。おそれつつしむさま。「―として父親の怒りが治まるのを待つ」 類語:慄然(りつぜん) 恟恟(きょうきょう) |
| 前代未聞 | ぜんだい-みもん | |
これまでに聞いたこともないような珍しく変わったこと。また、たいへんな出来事。▽「前代」は現在よりも前の時代、過去。「未聞」は、まだ聞いたことがないという意味。 句例:前代未聞の出来事 |
| 前途有望 | ぜんと-ゆうぼう | |
将来成功する可能性を大いに秘めているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「有望」は将来に望みをもつことができる状態。 類語:前程万里ぜんていばんり 前途有為ぜんとゆうい 前途洋洋ぜんとようよう 対義語:前途多難ぜんとたなん 前途遼遠ぜんとりょうえん |
| 千変万化 | せんぺん-ばんかく | |
局面や状況などがさまざまに変化してきわまることがないこと。▽「千」「万」は数量の多いことを表す。「変化」が千も万も起こるという意味。「変」は「べん」とも読む。 句例:千変万化する国際情勢 |
| そ |
| 創意工夫 | そうい-くふう | |
今までだれも思いつかなかったことを考え出し、それを行うためのよい方策をあれこれ考えること。▽「創意」は新しい思いつき、今まで考え出されなかった考え。「工夫」は物事を実行するために、よい方策をあれこれひねり出すこと。 句例:創意工夫のあとが見られる |
| 率先垂範 | そっせん-すいはん | |
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。▽「率先」は先んじる、人の先頭に立つ意。「垂範」は模範を示すこと。 句例:率先垂範を心掛ける 類語:実践躬行じっせんきゅうこう、 率先躬行そっせんきゅうこう、 率先励行そっせんれいこう |